個人事業主として軽貨物を選ぶわけ

query_builder 2022/07/22
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軽配送の仕事に従事して1年余りが経ちましたが、業務に慣れたとはいえ相変わらず大変な仕事だなと感じます。


私が感じている「大変なこと」の一つとしては、その「マルチタスクの必要性」です。

この仕事を始める前は、「ただ、荷物を配るだけでしょ。簡単じゃん。」と軽い気持ちでいました。けれど、始めてみて気づいたことは、荷物を積み、お客様の家に訪れ、荷物を渡すという、一見単純作業である業務の裏に隠された「マルチタスクの必要性」です。


細かく上げれば本当にキリがありませんが、掻い摘んであげさせていただくと、


「荷物を積む」作業では、

・荷物の積んだ位置(どのお客様の荷物を車のどの位置に置いたのか)

・荷姿(形、包装の色、大きさ、重さ、商品の内容)


を正確に覚え、


「お客様の家に訪れる」作業では、

・お客様の家の姿

・どこに車を停めるのか

・インターホンはどこにあるのか


を正確に把握し、


「荷物を渡す」作業では、「荷物を積む」作業時に覚えた情報を脳みそから引っ張り出して、車から降りてすぐに荷物を丁寧に取り出し、住所・名前確認を行った上でお客様に渾身の笑顔と爽やかさでキラキラと渡します。笑


この作業を一日約300軒分(個人差あり)行います。どんな営業でも一日300人分のインターホンを押し込むでしょうか。笑

ちなみに、その量がゆえに時間に追われているため、いちいち地図を開いてお客様の家の位置を把握することはありません。Google mapを使って回る家のルートを順番にナビゲーションしてもらうこともありません。


全部暗記です。予定していたルートから外れたら次の分かれ道までのコンマ数秒で回る順番を組み替えてルートを組み直します。


めちゃくちゃ頭使います。疲れます。


だからこそやる価値があるのです。

自分の弱みがわかります。成長できます。

自分を好きになれます。


これから、インターホンを押さなくとも、梅雨や夏の猛暑は訪れます。


明日も気高き運び屋として、荷物とその価値を運びます。

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