配達の繁忙期
とある繁忙期日記:熨斗
7月に入り一年で二番目に忙しい時期がやってきました。
「御中元」シーズンです。
前日6月30日の夕方から荷物が大量に物流最終拠点である荷物センターに運ばれてきて、7月1日の朝にはいつもの約2~2.5倍の荷物量になります。
荷物量の急増から荷物の仕分け作業は遅れ、そのため、仕分けられた荷物をお客様のもとに運ぶドライバーの配達開始時間も遅れます。
そんなこんなであわただしい朝を迎えるのが7月1日です。
荷物を運ぶ件数の増加にいつも以上に汗をかくことになりますが、もう一つ御中元ならではの問題があります。
「のし紙」問題です。
ギフトの包装紙として真心こめて用いられますが、配達する際には、こののし紙に骨を折ります。
軽配送事業では、短時間で多くの荷物を運ぶことがいわゆる業務効率化にあたるため、軽自動車のトランクにはできるだけ荷物を積みたいのがドライバーの心情です。
ただ、お客様の荷物を安心・安全で届けることが最優先であり、物損や包装箱の損傷には十分に気をつけねばなりません。
のし紙は名の通り、紙です。
工夫して積まなければ、擦れによる摩擦からしわになったり、破けたりします。
(この後、丁寧に元に戻し、お客様了承の上配達しました。)
大切な贈り物でそのような荷物を届けるわけにはいきません。
普段より細心の注意を払います。
ただ、それでものし紙がしわになったり破けたりするときはあります。
そんな時はお客様の心情を考え、謝罪を加え届けます。
それが「ラストワンマイル」として、配送のアンカーとしての役割なのでしょうか。
とにもかくにもそんな一日があったことを、流されないよう書き留めておきます。
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